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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「美丘」(2010年)

林遣都の恋愛ドラマを見られる!と早速TSUTAYAでゲット。

吉高由里子が難病で余命幾ばくもない奔放で意思の強い女子大生、美丘を演じ、遣都は美丘に惹かれ、美丘の運命を受け止めようと必死に頑張る心優しい大学生(太一)という役どころ。

最初、若い二人を中心に恋を引き裂く難病、死とういお涙頂戴ものなのかと思いきや、美丘の両親(寺脇康文真矢みき)、主治医(谷原章介)の苦悩や心情も丁寧に描いていて、周囲の家族も準主役級というポジションで、見応えがある。

特に母親役の真矢みきの、娘が死ぬことへの怒り、悲しみ、苦悩する姿には号泣してしまった。(ただ台詞の言い回しが、舞台っぽくてひっかかるの私だけ?)

 

19才の遣都は大学3年生を演じるには、幼い顔。しかも吉高由里子の迫力にやや押されぎみだけれど、役の上でも優柔不断で頼りないところがある設定なのでいいのかな。優しい故に皆の気持ちを思いやり、迷い悩み、全編苦悩している。しかも女の子にひっぱたかれたり、男に殴られたりと散々な感じ。頑張れ太一(遣都)!

今、ちょうど前半を見終わり、いよいよ後半。二人が晴れて周りの反対から解放され、最期まで一緒に過ごしたいという希望から同棲に進む後半。病気は進行し、きれいなままで死ぬとは程遠い、記憶障害や体の不自由といった過酷な症状が二人を襲うことが予想されます。(だから吉高なんだ!と勝手に府に落ちる私。)

あまりにも、過酷な覚悟と共に愛を育む二人の運命の受け入れ方を一気に見ずにはいられない。

吉高由里子、若い頃からうまいよ、やっぱり。

 

美丘―君がいた日々― DVD-BOX