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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「ガール」(2012年)

どんな役でもやるから俳優・女優なのだと思うけど、本作品の主演の香里奈は違うわー(役にハマっていないという意味で)と最初から最後まで思ってしまった。

先日観た「パレード」の香里奈は、思い通りにならない人生に焦りを感じながらも現状から抜けだせずにいる女を好演していた。香里奈ならではのやさぐれ感が良かった。だけど本作の、29歳になってもカワイイお洋服が大好き女子をつらぬく痛い広告代理店勤務の女を演るには、痛い。(あ、その痛さがいいのか。)

 

林遣都が出ているから観たのだけれど、古瀬美智子が、恋愛対象として気になってしまう年下の部下、しかも会社中の女子にもてるというイケメンらしい役。でも絡みは実際にはほぼなくて登場シーン少なし。

 

古瀬の他に、課長に昇進し夫より収入の多いキャリアウーマンの麻生久美子や、シングルマザーになって男の子の父親の役まで果たそうと頑張るシングルマザーの板谷由夏など、様々な境遇で働く現代の女性像、その葛藤や喜びを描いているのだが…。

あまりにも、それぞれを典型的なタイプで描きすぎて、そのリアルを生きている女性の視聴者(私)は、なんだか鼻白んでしまわないか。

 

髪の毛の長い、まだ若手の向井理が、男くさい不器用で優しい彼(香里奈の)を演じていて好感が持てた。