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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「星ガ丘ワンダーランド」(2015年)

朝ドラでプチブレイク中の中村倫也主演。

菅田将暉の出番はすごく少ないけれど、2015年菅田君、22歳くらいの時だからそんなものかしら。登場シーンの半数以上は感情爆発シーン、その半分が母の死を前に大声で号泣と、中村倫也を殴りまくるというもの。この作品の時、髪型はマックスに変てこ。

 

作品については、CMクリエイターとして脚光を浴びていた柳沢翔の初監督作品ということで、確かに映像は美しい。北海道(?たぶん)の美しい自然のせいもあると思うけど、背景に流れるピアノの音と映像が合っている。”母親の死は本当に自殺なのか?”という、ちょっとしたミステリー仕立てな本筋に平行して繰り返し映される、主人公の内面にある幼いころの記憶、それが曖昧になっているだけにファンタジーの要素が加わって優しい映画という印象に。たぶん、中村倫也の醸し出す雰囲気も手伝っていると思う。

 

今回は映画云々、菅田将暉云々より、脇で出演している市原隼人について。

ごみ収集の従業員の役なのだが、そのいで立ち、佇まいをどこかで観たぞと思ったら、「闇金ウシジマくん」のラストで出てきた大島優子の彼を演じていた市原隼人とかぶったのだ。

市原隼人、私がドラマや映画で目撃する彼は、だいたいが実直で熱い男を演じていることが多く(「無限の住人」「女城主 直虎」では違ったかも)、なんか市原隼人が出てくると、あ、ここで主人公は救われるはず・・なんて勝手に思ってしまう。そのくらいあの顔が物語る。「闇金」も本作も登場シーンはあまり多くなく、そのちょっとの出演で役よりも市原隼人のキャラが立ってしまうという、俳優にとっていいんだか悪いんだかの現象が起こる。でもその意味で唯一無二の俳優さんなのかもしれない。

「あいくるしい」の時の(調べたら2005年のTBSドラマだった!)二十歳そこそこの彼の、熱く一生懸命な青年は確かに良かったんだけどな。余談だが「あいくるしい」には、綾瀬はるか、子役時代の神木隆之介、初々しく本当にかわいかった沢尻エリカも出ていて、脚本が野島伸司というのだから、すごい布陣のドラマだった!

星ガ丘ワンダーランド

 

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