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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「宮本から君へ」-5

90年代のサラリーマン、宮本浩の、恋に仕事に“自分流のかっこいい”を求めて無様にあがく様が、20年後の2018年のロートル化したサラリーマンには痛すぎて、実はちょっと引いて見ていた。

昨日も取引先で競合相手の胸倉をつかむ愚行や、社内で部長に歯向かう様など、今のサラリーマンには絶対できないシーンの後、最後にそれでも競合に負けたくなくて先輩に食い下がり協力を頼むところで、ふと思い当たった。

そうか!「宮本から君へ」ってこういうことか?

今の時代いかにスマートに分かったふりして、上手に社会を泳いていくかに腐心しているサラリーマン(大人)たちだけど、こういう無様でも自分を通す人間がいていいんだ。周りや会社にも迷惑をかけ、カッコ悪いことたくさんして、人に笑われようが、その強い思いに1本筋が通っていて、やり遂げようとする熱量が羨ましくも眩しいのだ。

そんな思いにぶち当たって、少し自分も熱くなった。

 

テレビ東京、深夜枠のわりに、出演陣がすごい。松ケンのにやけた先輩もいい味出しているし、蒼井優まで出てきちゃった。柄本時生、ほっしゃんに至っては、あまりにハマり過ぎて言葉なし。

バリカンで丸刈りになった池松壮亮=宮本が、その見た目を武器に来週どう営業として一皮むけるか楽しみだ。

f:id:xuse:20180526205640p:plain Ⓒ「宮本から君へ」製作委員会