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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「ダイブ!!」(2008年)

2007年の「バッテリー」で鮮烈な映画デビューをした、林遣都のスポーツ青春映画の2作目を早速鑑賞。

今度はダイビングでオリンピックを目指す中学3年生、坂井知季役。

両親が飛込み選手だった、サラブレッドの池松壮亮演じる富士谷要一に誘われてダイビングクラブに通う普通の中学生だった知季が、生まれながらの動体視力“ダイヤモンドアイ”をコーチに見いだされ、オリンピックを目指していく様を描く。

 

「バッテリー」での天才故に孤高で複雑な心を持つ巧と打ってかわって、ここでは素直で恋も食欲も旺盛な元気な普通の中学生を演じる遣都。うーむ、その素直で眩しい笑顔に、美少年云々の前にやられてしまう。おっと、その前にこの作品は、飛込み選手の話だけに全編、海パン一丁の未成熟だけど筋肉細マッチョの少年たちがのっけからバンバン出てくるのだ。ひええー。マブシ過ぎる。

 

この作品では、孤高のサラブレッドは池松君の役。そして本作が映画デビューとなった溝端淳平のワイルドさも、大人びているところが際立って良かった。

そして何よりも、出演した少年たちは3か月にわたる特訓を経て、本当に10メートルの高さからダイブしているとのこと。観ているこちらも、その高さと水面に吸い込まれそうな恐怖(ダイバーには恐怖ではないにしろ)をまざまざと何度も見せつけられる。はっきり言って、飛込み台の板の上に立つだけでも恐怖以外の何ものでもない。(後ろ向きに立つこともあった!)

 

言ってしまえば良くできたスポーツ青春映画、なわけだが、話のメインになる3人の少年役、子役と呼ぶには大人だし、大人にしては青い俳優たちの達者な演技と身体能力(本物の選手に見えるという意味で)が、こういった作品の出来を大きく左右するような気がした。そういう意味で、3人は素晴らしく、特に主役の林遣都は、前作の役作りから観ていても、こりゃ相当上手いと言わざるを得なかった。

もう、こうなったら彼の出演したスポーツ映画「風が強く吹いている」も観るしかない。

 Ⓒ2008「ダイブ!!」製作委員会

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