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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

人生相談(≒日記)

専念寺/ネコ坊主さんの言葉 -2:自分の目と耳で確認/母の延命治療のこと

母は、去年6月に誤嚥性肺炎で緊急搬送されてから2回転院し、11月から今の病院にお世話になっている。今の病院は嚥下の訓練やリハビリはなく、看取りをしてくれるところだ。程なくして、手や腕からの栄養点滴ができなくなり、足の付け根の血管にカテーテルを…

莫逆の友:「おっさんずラブ -リターンズ- 」7話・マロの台詞より

「おっさんずラブ -リターンズ-」7話で、過労で倒れたちず(内田理央)に、マロ(金子大地)が「俺たち、莫逆の友じゃないっすか」と言うシーンがある。 ”莫逆”?ってどこかで聞いたことあるぞ。林遣都の出演作品を掘り起こして観ていた頃に出会った徳井義…

専念寺/ネコ坊主さんの言葉:自分の目と耳で確認

専念寺/ネコ坊主さんのXをフォローしている。「今日のお寺の掲示板」の言葉には、ハッとさせられたり慰められたり、有難いことこの上ない。 先月のことだ。母が入院している病院に毎日車で面会に通っている父について、担当の看護師の方が車で来るのを止めた…

昭和夫婦 - 3:冬の飲み物 イチビキの甘酒

数年前から麹の効能が評価され、塩麹は調味料として家庭の冷蔵庫に居場所を得たと思う。米麹と塩麹、どちらが先にブームになったのかは知らないが、米麹が原料の甘酒も、健康飲料として様々な形態でスーパーに並ぶようになり、もはや定番商品となっている。…

「今朝の秋」(1987年NHKドラマスペシャル):笠智衆の父親像に、自分の父が重なる

昨年暮れ、脚本家の山田太一さんの追悼番組で再放送された本作を見た。 物語は、余命3カ月とわかった息子(杉浦直樹)を、父親(笠智衆)と別れた母親(杉村春子)、嫁(倍賞美津子)が見送るというものだが、それぞれの関係性が微妙で、彼らの心の機微が丁…

ゆずの香り ― 五感にきっと記憶される・・・

昨日、湯船に入れたゆずの香りが風呂場から1階に漂っていた。 実家から戻って2日後のことだ。2㎏くらいの米の袋が二つと、一見すると傷みが目立つ柑橘類が複数個入った段ボールが父から届いた。 父が米を作るのを止めて2年は経つというのに、実家の米専用貯…

ハプニング3連発

実家に帰省した昨日の午前中、身の回りで起こったハプニング3連発。 その1 朝、駅まで送ってもらおうと車に乗ったとたん、20メートルくらい前方で通学中の小学生が激しく転び立ち上がらず、人だかりができている。車の進行方向だったので、降りて駆け寄ると…

藤井風「花」:母を想う

イントロだけで藤井風とわかる、特徴的な中毒性のあるグルーヴを予告するみたいだ。 「枯れていく~」って始まる歌詞もすごいなあと思いながら、いきなり出だしで先月療養型の病院に転院した母の姿が思い浮かんだ。 そしてその次の「今この瞬間も咲いている…

実家にて:母の転院と父の日記帳

母が緊急入院した後、リハビリ病院へ転院、そして先月末、療養型病院に転院した。 父は、母が入院してから母のいない寂しさを紛らわすため、日々感じたことを書き留めているようだ。あまり罪悪感もなくパラパラとめくったが、父の悪筆から日々増していく寂し…

「役者道~渡辺謙があなたに語る仕事と人生~」(2023年 WOWOW ドキュメンタリー)

全4回にわたる、渡辺謙が一人登場して語る役者人生。 1回、2回、3、4回は一気に見た。カメラとその向こうにいる聞き手に向かって話すケン・ワタナベ。見ている(聞いている)うちに、まるでサシで話しているような錯覚に陥り、居住まいを正して彼の話を真…

金木犀の香りと「星の時計のLiddell」:心にずっとある名作漫画のこと

今年、自宅周辺、ワンコの散歩中に金木犀の香りによく遭遇する。前からそうだったっけ?と不思議に思う。それとも今まで鈍感で気がつかなかったのか、香りに気がついても気に留めなかったのか。 とにかく今年は、やたらその香りに気がつき、その香りと共に「…

平和な寝顔の久喜

ふと見たら、あまりに久喜が幸せそうな顔をして寝ていたのでパチリ。 2番目の写真は、昨日の朝見たうろこ雲。 秋は確かに来ているのだけれど、今日は午後から30℃の暑さ。 9月に入っても猛暑が続いたある日、真夏ではないけれど、どえらく暑いよねえ、と思…

故郷でもらう、小さなエール

母が入院してからは、面会のできる金曜に帰省している。 翌土曜日、実家から駅まで乗ったバスが、お祭りの演出をしていた。 乗車ドアの向かいに飾られたたくさんのかざぐるまは、ドアが開く度に勢い良く回る。カーブの度に風鈴がカラコロなって耳に心地よか…

「ぼけますから、よろしくお願いします」(2018年)&「おかえり、お母さん」(2022年)

信友直子監督が広島県呉市で、老々介護をしている両親を撮ったドキュメンタリー作品。 岡山出身の私にとっては、ほぼ同じ方言に聞こえる広島弁。母親が認知症を発症し、父親が介護しているという状況。1作目は、まるで岡山の自分の両親を見ているようだった…

お腹を下した久喜 - 2:痛恨のミス! ミスだらけの日々

久喜の下痢について書いた昨日のブログに、薬は1日1回夜・・・と書いたが、なんのことはない、朝晩2回投与して良かったのだ。 詳しく説明してくれないから・・、というか私が聞き逃したのか「今夜から1回」と薬袋に書いてあったのを、1日寝る前に1回と勝手に…

遮熱カーテン:家の中に入ってくる熱を少しでも遮りたい

役に立つことは何も書いていない私のブログだけれど、この週末に頑張った工作の成果を感じられたので報告したい。 物価や電気料金が高騰している中迎えた猛暑、少しでもエアコン代を抑えるための知恵として、ネットでも情報番組でも紹介されている遮熱カーテ…

母の誕生日:自分にがっかりした後、かろうじて前を向く

今日は、母の誕生日。平日は毎日面会に行っている父だが、土日は面会ができない。 母が緊急入院→リハビリ転院してから、ほぼ毎日のように父に電話している。「22日はお母さんの誕生日だけれど会いに行けない」という父の言葉に、私はバースデーソングを歌う…

ただの虫刺されという勿れ:虫に刺されて水疱ができた!

痛いのはイヤだけれど、痒いのはもっとイヤだ。 毎年梅雨の頃から夏にかけて、蚊やダニに必ず1回以上は刺され、蚊ならまだしも、ダニの場合、皮膚が腫れて小さい梅干しくらいの赤い斑点ができる。子どもの頃は別にして、近年は自分でもダニ対策、蚊対策をし…

昭和夫婦 - 2: フルーチェ、カルピスを楽しむ夏

私たちが小さい頃、地方だったこともあり、コンビニなるものはなかった。 なので、今時のスイーツっぽいおやつは、母が小麦粉とベーキングパウダーで作る、なんだか妙にずっしりしたホットケーキか、ハウスのフルーチェ、シャービック(今で言うフルーツのス…

「切手のないおくりもの」‐ 3:母の緊急入院で、人生の最終盤についてちらっと考える

初日は先生から、今の病状について、今後起こりうること、延命治療のこと、次の転院先のことなど結構な時間をかけて丁寧な説明を受けた。 2日目は、ソーシャルワーカーさんと転院先について。前述のとおり母と話せたことで、私たち家族はいくぶんほっとして…

「切手のないおくりもの」‐ 2: 母の緊急入院

母が救急搬送された。 2週間前に、父の米寿を姉妹で祝った時、3年ぶりくらいに母に食卓についてもらい、家族4人で乾杯したばかりだった。母は私たちが乾杯したら、自分も飲むと言って自らグラスを口にもっていった。(母は要介護5なのだけれど!) ベッドで…

財津和夫「切手のないおくりもの」(1997年):突然降ってきた歌

突然、降ってきた、このフレーズ、「私からあなたへ~、この歌を届けよう」最初口に出た時は「あなたから私へ~・・・。」あれ?変だぞ。「私からあなたへ~」だわ・・。でもその先の歌詞がちゃんと出てこない。 昔この歌を歌った記憶もないし、誰の歌かも、…

昭和夫婦:映画のタイトルではありません

あまり家族のことは書かないのだけれど、先日可笑しいことがあったので後の笑いのネタに記録しておこうと思う。 家人と私のことだけれど、私のいう家人とは言うまでもなく夫のことだ。先ほど調べたら、昔は一家の主人以外を指す言葉で、基本的に夫には使えな…

あじさいハント - 2

一昨年だったか、花屋の店先で、ピンクの小ぶりな花のあじさいの鉢植えを見た。可憐で清楚な雰囲気がいいなあと思ったが、その時は買おうとまでは思わなかった。でもずっと頭に残っていて、久喜と散歩であじさいハントをしながら探してみるのだが、お目にか…

サミュエル・ベケットの言葉:”前より上手に失敗することです”/「グレースの履歴」より

失敗したら もう一度やってみればいい そしてまた失敗することです 前より上手に失敗することです 「グレースの履歴」で、ヒッチハイクの青年(林遣都)が、生き別れになっていた母親に会いにいくことを逡巡する主人公(滝藤賢一)を勇気づけようと言った言…

あじさいハント

今年は順調に咲き始めているあじさい。 間もなく関東も梅雨入りしそうだ。昨日まで続いた雨が止み、午後から晴れた今日、咲き始めのあじさいをパシャリ。 一見あじさいに見えないかもしれないけれど、ポツポツ開いたガクも、葉の緑の中に浮かんでいるようで…

あじさいの季節

少し前から、ワンコとの散歩であじさいの花が咲き始めているのに気づいていた。 そう言えば、去年は空梅雨で、せっかく咲いたあじさいが、茶色く干からび醜い姿を晒していて、すごく気の毒な気持ちになった。 あじさいほど、梅雨の曇り空、しとしと細く降る…

"ベルサイユのバラ"という名前の薔薇

家人が育てたバラ。 大げさな名前だが、確かに名前に負けていない迫力がある。 雨の日の今日、花弁に雨粒をたくさん乗せても、凛と立っている。やはり美しいな、と思って写真を撮った。 ベランダには赤、白、黄色、ビンク、赤白のまだらのバラが咲いている。…

父と猫-2:その後のフジ

実家の父が"フジ"と呼んで手懐けている野良猫。 先月怪我をして父が大げさに心配していたが、餌をくれ安全な居場所を提供してくれる父の元にあれからずっと来ているようだ。 連休に帰省したら、あれほど私を警戒し、私がいると慌てて消えていたのに、今回は…

父と猫:野良の帰還

父が可愛がっている野良猫が怪我をした。 先日電話したとき「フジ(父が勝手にそう呼んでいる)が、顔や首を噛まれて肉が見えるくらいの大怪我を負った。ここ数日来ないから、どこかで死んでいるのではないかと思う」と悲嘆している。 以来電話の度に言ってい…