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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「+act.」‐2

重版されたのを待ってようやくゲット!

林遣都のインタビュー記事と、池松壮亮林遣都にまつわるインタビューにやられ過ぎて、なんも書けねー。

 

この春から林遣都のにわかファンになってから、彼のデビューから10年以上にわたる出演作品を可能な限り観ていき、彼のインタビューや動画、記事をググって私なりの林遣都像をぼんやりと描いてきた。

インタビューでは、それが大きく間違ったものではなかったと感じたし、それ以上の彼の思いや行動(エゴサーチするとか!)も知ることができた。

そして彼が愛される理由も。

 

役者(俳優)という人種の、マゾ的要素、何年やってもこれで完成というふうにならない演技。だからこそいつまでも、誰彼に結構キツイことを要求をされ、苦しいけどそれを望み、自分をより昇華させていく作業。その繰り返し。そういうことに取り組んでいる役者さんたちについて、もう私には尊敬の念しかない。

そんな私が彼らの作品を観て、あーだこーだと書いた稚拙な文章をネットの海に落っことしていいのだろうか、と思った。

だけど、私が書いているのはあくまで彼ら自身のことではなく、彼らの作品についてなのだから、作り手・送り手として、受け手の反応があっても怒られないんじゃないかなと思い直した。

で気を取り直して、ポチポチこのブログは続けようと思いました。

はあ、これ書かないと次に行けませんでした。

 

 

「RISE UP」(2009年)

スターダストプロモーション(林遣都君も所属する芸能事務所)が配給する、スターダストプロモーション所属(若手)俳優による、石川県PR映画、とあっさり言うには、若手が頑張っているし、薄っぺらくはない。

 

DVD特典にあったメイキングでは、高校を卒業して俳優として生きていこうと東京にきた遣都の意気込みみたいなものを感じた。そして、気持ちが入らず撮影が滞り、監督に助けてもらうしかないって苦しむ18歳(たぶん)の遣都の姿もみられて、こういう時期もあったんだなとしみじみ。

 

いわゆる田舎に住む反抗期ただ中の高校生という役作りを頑張ったようだが、年齢のわりに若く見え、相棒役の年下の太賀の方がスレて見えた。

全盲の少女を山下リオが好演。遣都と甘々な青春恋愛ものでないところが、林遣都もののゆえん?ってことで、石川県のパラグライダーの名所、獅子吼高原の美しさも手伝って好感の持てる映画でした。

 

 

 

「獣になれない私たち」 ― 5

その台詞、田中圭に言わせる??

「愛って何?」

確か「おっさんすラブ」でも言っていたよね。設定もキャラクターも、局も違うのに、同じ俳優に同じ台詞、よく言わせるよなー、と思うんだけど、これっていわゆるヒット作品へのトリビュートって理解すればいいのかな、と今回は思いました。ウケ狙いってよりね。

 

ちょっと話がそれますが、同日田中圭が「一周回って知らない話」に出ていて、男性俳優の写真集って誰が買うの?という疑問を呈していた。で、本人としては俳優はアイドルじゃないから写真集は入らないんじゃない?と思っているようで、その流れで「俺ファンのためにやってないもん」とウッカリ言っていた。やっぱりだ!お芝居が好きで俳優やっている人ってそうだと思う。以前、林遣都のことを書いた時、彼もそうなんじゃないかと勝手に想像したことがある。それを田中圭にが奇しくも言ってくれたことでまんざら私の妄想もはずれていないと思った次第です。

あ、だからといって林遣都田中圭と同じ考えかどうかはわかりませんけどね。

誰に頼まれた訳でもないけど、

なんでそんなに出ばって、進んでやってんだっけ?という雑務がある。

なんかな~。

こういう仕事から縁遠くスマートに切り抜ける能力のある人がいる。羨ましい。そうありたいと思うのだから、私はけっして宮沢賢治ではない。あの「雨にも負けない人」ではない。

 

そんなことが頭をかすめるとき、2つのことを思い出す。

一つは2011年の震災の直後のオフィスで、揺れは治まったけど交通機関が麻痺してオフィスでどうしたものかとぼんやりしていた時、一人、パントリーに散乱したお茶やコーヒーの粉を片付け始めた男性社員Hさんの姿。普段寡黙だし、以前仕事で関わった時も、責任感はあるけどサービス精神はないなと思ったことがあるHさん。黙々と今できることをやっていた。

片付けなきゃと想ったけど、半ば放心していてぼんやり見過ごした散乱物。そういう時、何も言わす掃除しているHさんが誰よりも偉く見えた。こういう時に、そういう人でありたいとも思った。(後からだけど)

 

もう一つは、最近何かのインタビューで林遣都が言っていた、要領が悪くて(器用でなくて?)損をしちゃうような人の方が自分は好きです、みたいな発言。正確ではないけど、確かそのようなことを言っていたと思う。

確かに彼は器用に立ち回れるような人ではなさそうだし、そいうい人の方がシンパシーを感じるのかな。

私は自分で言うのもなんだけど、バリバリの偽善者なので人間関係もそつなくこなしている方だと思う。だけど偽善が過ぎて今回のように面倒なことをかって出てしまうのだ。自分のことをよく見てほしいわけではなく、みんな忙しい時、傍らの仕事がおざなりになって滞ってしまい、近い将来自分も含めて焦った状況になることを回避したいだけだ。

話戻るが、林遣都が言っていた”不器用で損しちゃう人”=自分(私)ではないと思うけど、そう思える一瞬もあるし、その一瞬遣都君がそういう人が好きって言っていたじゃん、と思える。そして、やり切ろうと思う。やる気を出せばそんなに難しいことではないはず。

 

 

 

 

「リーガルV」- 5

ポチ回と言われたほど、ポチ役の林遣都が大活躍する第5回を、気づいたら3回くらい見ていて、ふと米倉涼子の”への字口”が気になり始めた。

視聴率女王と言われ、米倉を主演に迎えた作品は何がなんでもコケることはできないと、スタッフ・共演者(もちろんご本人も)にすごいプレッシャーがかかっている様は、まるでキムタクや織田裕二を主演に迎えた時のような感じかしら。そういう意味で、妙齢の女性でそのポジションにいる米倉涼子って、日本の芸能界において稀有な存在かもしれない。(映画で言うところの吉永小百合?)

お肌やスタイルどこをとっても相変わらず美しい彼女も、重力の力に逆らうには限界があるのか・・・?口角が下がってきている上に、不機嫌だったたり怪訝な顔をするシーンも多いためどうしてもへの字の口になってしまう。でもって、”への字口”繋がりで織田裕二を思い出してしまいました。

ま、いいか。米倉姉さん、応援しています!!

 

林遣都の演じるポチこと青島弁護士は、かつてはいじめられっ子で、今は童貞というなかなかの設定が明らかになってきた。ネットでは「ポチ、かわいい~~!!」の嵐だけど、私はそれよりも弱者の味方になり、正義を追求する真面目でおっちょこちょいな青島弁護士に憑依している林遣都のくるくる変わる表情から目が離せません。

 

 

 

 

「ボヘミアン・ラプソディー」

フレディ、ずるい。カッコ良すぎるーー!!

彼ほど観客がアーティストの"仲間"として熱狂し、会場が一体になれるパフォーマンスができるアーティストがいるだろうか。

予想はしていたが、ラストのライブ・エイドのステージは五臓が震えた。歓喜、熱狂する観客、それを全身で感じて応えるメンバー。会場係員たちの喜びよう。当時をそのまま再現した映像はまさに圧巻だったし、鑑賞中ずっと全身でリズムを刻んでいた。

 

これが映画にならないわけがないと思わせる、ドラマティックなフレディ・マーキュリーの生涯。全編を通じて感じたのは、やはり天才の孤独。さらに彼はバイセクシャルという、今とは比較にならないほど当時偏見のあった性的マイノリティでもあった。メンバーからもその点は理解されなかったようだ。クイーン(バンド)は、"ファミリー"と言っていた当初だったけど、売れていくにつれ、ゲイの仲間がフレディを取りまきランチキ騒ぎが繰り返され、フレディ一人がバンドからスピンオフしていく。

面白いのはどのバンドにもあるだろう、小さないさかい。そういう時に限ってメンバーの誰彼が発案して、あの名曲のリズムやフレーズが生まれたという名曲誕生秘話だ。全く観ているこちらもご機嫌になる。

そう考えると、クイーンというバンドは天才、フレディ・マーキュリーがいたから成立していた訳ではなく、メンバー全員の才能の賜物と言える。映画の中でも言及されているがみんなインテリだし、素晴らしいフレーズ、曲のアイデアを出している。

 

クイーンという才能、フレディ・マーキュリーというインドにルーツを持つ希代のパフォーマーをこの世に存在させてくれてありがとう❗ そして彼がどれほど孤独で、孤独と闘って、でも自分を信じて、生まれながらのパフォーマーとして生きて、死んでいったのかを映画館で目撃してほしい。

翌朝は目が覚める前から「ボヘミアン・ラプソディー」が頭を回っていました。

www.foxmovies-jp.com

 

 

 

「+act.」

林遣都人気をなめていました!「+act.」発売2日目に買おうとしたら駅前の書店にありません。Amazonでいいや、と思ったら不当に(!)高額!(需要と供給の関係ってのはわかりますが)

ヨドバシのサイトでは、販売休止。

なんじゃ!こりゃああっ。すごく楽しみに自分の中でワクワクをためていただけに、意気消沈。明日、本屋で予約すればいいかな、重版してるそうだし。

 

気を取り直して、「しんがり」の続きを見るにゃ。