はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して見るのが好き。その記録や映画観賞、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「闇金ウシジマくん Part 2」 (2014年)

林遣都が出ていたのでPart1を観て(ブログでの感想はこちら)、菅田将暉が出てるってことでPart2を観賞。

このPart2の出演俳優陣がすごい!

山田孝之のほか、菅田将暉綾野剛窪田正孝門脇麦柳楽優弥中尾明慶とその後の活躍が目覚ましい若手ばかり。(ちょっと綾野は除いたほうがいいか。。)

しかも、そのほどんどの俳優が劇中で本当にひどい目に合う自業自得のクソ野郎を演じているのだ。ああ、大いなる下積み時代。(これも中尾君はちょっと違うか、子役から演っているものね。)

それにしても、柳楽優弥がまたまたの怪演。日雇いの青年の役なんだけど、彼が画面にアップで映っただけで、風呂に入っていない人間の異臭まで感じそうな映像になる。インパクトのある大きな瞳が、今回は女をストーカーする不気味な男の、鈍く光る瞳に変わっている。柳楽優弥ってスゲー。

菅田将暉は、ここでもペラッペラで小賢しいだけの若造を絶妙に演っている。全くイケメンとして扱われていない。ビニール袋を頭に被せられ窒息死させられそうになるシーンは、本当にかなり死にかけていたと思う。こういう菅田将暉を観るのも楽しい。カッコいいだけの役者なんて、そのうち飽きられちゃうからね。ここ5年くらいの作品をたくさん観てきたので、WOWOW菅田将暉特集である、10代後半の作品も観てみようと思う。

メモ:現時点で私が観たの菅田将暉出演映画 (公式サイトより抜粋)

結構観てるます、我ながら。

ドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」、映画では「あゝ、荒野」で菅田将暉のゆらゆらしたカッコ良さとギラギラした漢(おとこ)っぷりにハマり、彼のデビューアルバム「PLAY」を毎日のように聴いている。ラジオ番組を持っていたり、バラエティ番組に出てもそつがない、かしこい反応で、本当に頭がよくて器用なんだと思う。

 

 

 

 

「リーガルV」 - 7

皆思うところは同じなのね。

翌朝のネットでも向井理の「やめれー」がぜええええんぶ持って行った!!とざわついていました。

京極先生の鬼数の資格も、ポチの成長も、鎧塚刑事のシミル言葉も、これまでの全ての見所を凌駕する向井最終登場シーンの台詞。

あのちょっと恥ずかしい元カップルのおとなの戯れ言も、なんか良かった❤

米倉涼子×「リーガルV」の法廷ドラマに恋の展開、できればポチ(林遣都)との三角関係!!?を加えた続篇を妄想してしまった程の破壊力だった!

もちろん、ポチが破れて白鳥さん(菜々緒)がポチを拾うパターンでお願いします🙇⤵(すみません、ふざけすぎ?)

 

最終回は、京極事務所の皆がズッコケル、ドリフばりのサービスショットが2回はあったよね。どんどんチームワークが良くなって、全然わざとらしくなかったのが流石だと思いました!

やっぱドラマはこうじゃなくっちゃ!あー、面白かった❗

 

 

「獣になれない私たち」 - 6

最後まで"ドラマチック"とは程遠いドラマだったなー。でもいいんじゃない?私はアリだと思います。

この獣になれない普通の人たち(多くの一般人が容易に獣にはなれんやろ)の恋の展開。その対局にあるのが、菊地凛子演じるクレハとカイジカップル。

田中圭の演技達者ぶりと、松田龍平のああいう感じの役が絶妙にフィットするということが改めてわかりました。

 

お話としては、いろんな要素を突っ込み過ぎた感はあるけれど、まあ、獣になれない人たちの群像劇って感じがしました。

予定調和で、主人公二人の行き付けのお見せで全員集合でフィナーレとならなかったのも、ちょっと良かったです。

 

 

 

 

「リーガルV」 - 6

前回、米倉涼子について、への字口云々と失礼きわまりないこと書いてしまいましたが、先週回を見ていて今頃・今更、米倉涼子ってやっぱりかわいいんだ!と思えてきた。

これまではそう思ってなかつまたんかいっ?と自分で突っ込んでしまうけど、そう!あの三白眼ぎみの猫目が好みでなく、しかも役柄だろうけど、キメ顔のアップが多く演技が単調に思えた。この姿態とお顔のせいもあるかもしれないけれど、40歳過ぎの米倉涼子だけど、戦時中のお母さんの役はしないだろ?とそこで米倉涼子への興味が終わっていたんだけど。

これまでの彼女の代表作と言われる「ドクターX」も「黒革の手帳」も見ていないので多くは語れないけど、今回の「リーガルV」はカッコいいだけじゃない、鉄道オタクの部分など弾けた要素が多く、ポチ(林遣都)とのデコボココンビぶりも、彼女の表情を多彩にして、キュートさが滲み出ていると感じた。

しかも、米倉涼子本人も、共演者への気遣いなど細かくて、とても好い人みたいですよね。

 

林遣都が出演していなければ、見ていなかった「リーガルV」。でもここでも、米倉涼子というなかなかの女優さんを今更ながら発見できました。

最終回が待ち遠しい❗

 

 

林遣都 - 6

 林遣都の出演作品を、過去に遡ってあまり無理のない範囲でチャンスがある限り観ている。

ここからは、全く私の独りよがりの感想なのだけど、2007年公開のデビュー作にして主演「バッテリー」から2010年の「交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10000mの頭脳戦」(※下記参照)までを、(現時点での)遣都の初期作品としてくくり、その中の私のベスト作品について書いてみたい。

なぜそのくくりにしたかというと、10代の作品で実年齢に近い役を演じている。スポーツものが多い。青春ものだけど、なぜか最近の人気若手俳優が男女W主演するようなキュンとするようなガチ恋愛ものがない。といった共通点に加え、二十歳未満の彼の職業=俳優という意識みたいなものが、まだはっきりと主張されていない頃の作品に思えたから。同じ2010年公開で、10代の時に撮影されたものと思われる「パレード」で役者として林遣都が一皮むけた感じがしました。(その渾身の(?)感想はこちらです。)

で、私が何度も頭の中で反芻してしまう、遣都のカッコ悪いキスシーン(でもなぜが観ているこちらも高校時代に戻れるような!!)が脳裏に焼き付いてしまった「ラブファイト」が、この初期作品群の私のベストです!

もちろん、林遣都その人をとってみれば「バッテリー」の影のある孤高のヒーロー、「ダイブ」のラストで魅せた弾ける文句なしの笑顔、「風が強く吹いている」の誰よりもランナーらしいランナーなど、ファンならどれが1番なんて選べないと思う。

だけど、こうして彼の作品を短期間でまとめて観てきて、彼の役者としての変遷・成長なども垣間見るにつけ(垣間見たものが私の妄想としても)、何度もそのシーンを反芻してしまう作品が「ラブファイト」なのだから仕方ない。この作品における主人公=林遣都のヘタレぶりと(特に映画後半の)高校男子特有の魅力は半端ないのです。(ボクシングシーンの練習もきつかったろうなーなんて、思いながら。)共演の北乃きいも良かったし、脇を固めた大沢たかお桜井幸子のサイドストリーもなかなかでした。

都ファンの方でまだご覧になっていない方に、ぜひお薦めします。

ラブファイト」の感想ブログは、こちらです。

 

 

林遣都公式ページより抜粋:私が鑑賞した2007年~2010年の出演作品

2007
  • 「バッテリー」(主演)

    3月10日公開 ※原田巧 役
2008
2009
  • 「RISE UP」(主演)
    8月22日公開 ※津屋崎航 役

  • 「風が強く吹いている」(主演)
    10月31日公開 ※蔵原走 役

2010
  • 「交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10000mの頭脳戦」

    2月11日公開 ※木元祐介 役
  • *******************************************************
  • 「パレード」

    2月20日公開 ※小窪サトル 役

「子供の事情」(2017年)舞台

三谷幸喜の舞台作品を観たのは初めてだった。(しかもWOWOWだけど)

三谷幸喜と言えば近年だと「真田丸」を(面白くて)一生懸命見たし、映画では「THE・有頂天ホテル」「ザ・マジックアワー」「ステキな金縛り」で死ぬほど笑わせてもらった。

で、ここにきて林遣都がらみでやっと舞台を観たわけだが、期待が大きすぎたのか、実はそんなに面白いと思わなかった。

20代から60代の俳優・女優が10歳の小学4年生を、まるで子供らしく演じることなく、だけど真剣に当時(昭和46年)の小4の子供の悩みや葛藤、友達を思う気持ちを表現している、その1点が秀逸でおかしい。

大泉洋の歌えて笑いを取る芸達者ぶりには脱帽するし、伊藤蘭の小学生子役(女優)の役はあまりにもはまり役で、本人もかなりの迫力と共に楽しんで演っているのが愉快だった。

林遣都は、出演者の中で最年少で最も小学生だった年齢に近い演者。作・演出の三谷幸喜の役という設定で、物語の語りを担当ということでほぼ出ずっぱりで膨大な量の台詞だった。これ、2017年だから26歳の時かな。舞台は2作品目?

舞台は毎回変わる観客の反応、そして共演者ともその日限りの真剣勝負のセッション。ものすごく得るものが大きいと思う。様々な役、シチュエーションを経験してどんどん肥やしにしていってほしいと思いました。その豊かになっていく表現と人間性を享受できることが楽しみで仕方ありません。

 

「しんがり」‐2  (2015年) WOWOW連続ドラマ

週末一気見しました。

バブル崩壊後、山一証券が自主廃業する前後、社内上層部で逮捕者や死人が出る中、なぜ不正は長期にわたって続いたのか、なぜ2600億円もの不良債権に膨れ上がったのか、社内監査を担当する、当時社内で場末と言われた業務監理本部のメンバーが破綻に向けて敗走する100年企業の"しんがり"となって究明していく。

巨大組織の中で緻密に計算された数字マジックで、何年もの間不正は隠蔽され続けたが、その始まりは男二人の権力争いから始まった事実。それにバブルの崩壊が重なり、その後甘い読みのまま負債を転がすことで膨らまし、最終的にはどうにもならなくなったというのが(ドラマの中での)真相だった。

金融証券の話だし、経済ミステリーのようで面白かった。

 

当時、パソコンが使えないおじさんたちの中で、パソコンが得意という若手社員=吉岡を演じた林遣都。吉岡が使うデスクトップの大きなパソコンが懐かしい。

会社への愛着・執着を持つ中堅以上の"ろうとる"メンバーとは違い、株を介して夢を売る商売だと信じて証券会社に就職した若者が、会社の中で信じられるものを失っていき、迷い、怒り、逃げ腰のままドラマの話の半分が経過する。しかし、会社の顧問弁護士の姿に打たれて、今の自分ができる仕事をおじさん仲間と共に積み重ねていく。繊細で精神的にひ弱だった若者が成長する様は頼もしい。

 林遣都、実年齢より上の役だったけど、普通の若者、サラリーマンを好演していました。

 

奇しくも、このドラマを一気見した頃、日産のカルロス・ゴーン会長逮捕のニュース。彼にかけられた容疑が本当なら、5、6年にわたり不正に使われたお金は、一部の人間だけで秘密裏に流されたのだろうか、会社の金なのに財務部が把握していなかったという。

こちらも会社という多くのステークホルダーが関係する組織で、一人の権力者の私的な問題から始まって最終的には大きな問題となり、もはや私的にすまされなくなり、今度は会社のためという大義を複数人で共有して隠蔽が引き継がれていったのではないか。山一と違うのは、会社が倒産する前に社内告発した健全な社員がいたということ。

私の中で、見たばかりのドラマと現実のニュースが激しくリンクして、暫し考え込んでしまいました。(日産のケースはまた違った問題なのだろうけど。)

 

ドラマのラストシーンで山一を去る江口洋介が息子と写真を撮るのだが、看板を下ろされた社屋の前で山一の社旗を持って写る様が何とも言えない。あの当時、大企業に身をおいた日本人は愛社精神が半端ないんだって改めて感じました。その後、実際に山一証券は元社員によって復活しているものね。もちろん新生山一証券として。

骨太なドラマだった。主演の江口洋介はもちろんのこと、萩原聖人、佐藤B作、勝村政信矢島健一、そしてもちろん林遣都。皆渾身の演技。無名だけれど実際にいた、しかも偉業を成し遂げた人たちへのトリビュート。

すごい話だったなあ。

 

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