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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して観るのが好き。その記録や映画の感想、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「Believe - 君にかける橋 -」:想像と違った内容に、とりあえず連ドラ予約した

木村拓哉が、今度は橋を造る設計者の役という。これまでいろいろな職業を演じてきた彼だけれど、またまた”信念”を持った”熱い””カッコいい設計者”を、想定通り演るのかい?

第1話、冒頭の裁判所での判決シーンで、いきなり主人公狩山陸(木村拓哉)が1年半の実刑判決を言い渡される。その後の刑務所での生活・・。あれ?これ、あらゆる困難に打ち勝って皆で橋を完成させる話じゃないの?

どうやらそうではないようだ。建設中の橋の崩落事故の責任を一人で被って服役した狩山が、余命わずかな妻(天海祐希)のために、判決を覆し真実を明るみ出そうと、巨大企業や今はまだ何かわからない黒幕と闘う話のようだ。

大手ゼネコンの部長時代の木村は、歩き方からしゃべり方まで、すべてキムタクそのもので、やっぱりこのドラマ見なくていいかと思ったけれど、刑務所で時間を過ごすにつれ、少しずつ違った表情を見せてきた。例えば、今のところとんでもない悪者に見える刑務所の区長、林(上川隆也)の前での少しおびえた目。ひょっとして私の偏見から外れた新しい木村拓哉が見られるのかもしれない。

そのほかにも、珍しくオドオドしたやさ男の弁護士を演っている斎藤工が無視できず、1話が終わって連ドラ予約をした次第。
木村主演のドラマに期待しがちな爽やかさや軽快さはなさそうだけれど、骨太感は十分。50歳の狩山を演じる木村も51歳。「明るいところを歩いてきた者は、(刑務所では)その存在を消すこと」と林に苦言を呈された狩山。奇しくもその台詞の通り木村拓哉の新境地が見られるだろうか。

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「情熱大陸」Vol.1297 林遣都:この人の俳優としての仕事を観たいから、応援するしかない

「情熱大陸」の密着取材。

饒舌とは真逆、シャイで人見知りな林遣都が、どんな風に何を語ったんだろうと興味津々、姿勢を正して見た(2回)。

 

冒頭から取材ディレクターの「まいった、どうやって距離を詰めよう」という台詞。やっぱり!これまで林遣都の周りからこの類の言葉を何回が見聞きした。
「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」(2017年)に舞台で一緒になった菅田将暉と初めて服を買いに行った時のエピソード(菅田将暉談)、「恋する寄生虫」(2021年)で車中で一緒のシーンがあった井浦新が「遣都君は手ごわかったですねー」たぶん、いろいろ話し距離を詰めようとしたけれど、という意味だった思う。そのほか共演女優さんからも、人見知りと聞いていたから〇〇した・・という話。
一旦仲良くなれば、熱く芝居について語ったりするのだろうが、とにかく人見知りなんだろうな。

番組では、ひたすら林遣都が役に向き合う姿を追っていた。「おっさんずラブ-リターンズ-」舞台「帰れない男」CMの現場・・。
休憩時間も台本に向かい、本番直前から役に集中していく様子。

「僕ってどんな人間ですか?」とカメラと一緒にずっと見つめてくれたディレクターに問い、自分でも自分がわからなくなっていると、俳優ならではの心境を語っていた。
でも、以前松重豊が何かの番組で「役者は自分は空っぽでいいんですよ。空っぽの中に役を入れるんだから・・・」みたいなことを言っていた。(もちろん、松重さん自体は”空っぽの人”ではない)俳優は自分の”我”とか”色”とかを決めつけず、ニュートラルでいいという意味だったのでは思っている。もちろん、俳優の在り方、役への取り組み方は人それぞれで正解はないと思うけれど。
俳優はそこに立った姿、それが”ほぼ”すべて。その姿にその人の中身がにじみ出ていて、それもあわせて役が寄ってくる。

 

芝居が好き、稽古はいつまででもやっていたい。俳優という仕事は、後ろ向きに考えがちな自分を「それでいいよ」と前向きにしてくれるからやめられない。林遣都の芝居への情熱がひしひしと伝わる内容だった。

番組最後、主演舞台の初日を終え帰りがけに振り返ってディレクターに何か話そうとして「・・・やっぱり今度飲んだ時でも!」
本当は何かとても”いいこと”を言おうとしたのでは?でも本音をなかなか言えない遣都の笑顔で終わった。

取材前半、なかなか距離が詰まらない時の助っ人=友人が遣都を語るシーンで池松壮亮が登場。池松壮亮さん、毎回ありがとうございます。

 

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「帰れない男~遺留と斡旋の攻防」/本田劇場:まずは自分なりに考察

(本作をこれからご覧になる人は、先入観なく観るために鑑賞後に読んでいただければと思います。)

 

馬車に轢かれそうになった若い女(藤間爽子)を助けた小説家、野坂(林遣都)は、女の住む屋敷に招き入れられた。雨が降っているなどと、なんだかんだと言って女は帰ろうとする野坂を引き留めるようなふるまいをする。そうするうちに女に歳の離れた夫がいること、この屋敷にはいつも客が来ていることなど、野坂はだんだんと屋敷と女に興味を持つようになる。
その上、帰宅した亭主(山崎一)から野坂は”先生”と呼ばれ、女を助けたことを大げさに感謝され、若い妻と自分には先生のような客人が必要だと歓待される。亭主は、妻は銀座のカフェで給仕をしていた女で賢くない、話していると不安な気持ちになると言い、野坂に女への興味を抱かせる。

何日も帰ってこない野坂を、友人の西城(柄本時生)が連れ戻しにくる。
二人のやり取りで、野坂の恩人が野坂の妻に言い寄り不倫に至ってしまったことがわかる。野坂は恩人を責める代わりに、妻を激しく非難したらしい。しかし、心のどこかで自分より優位にあったはずの恩人が、自分の妻を欲したという事実に優越を感じた。
野坂にも帰らなくても妻からは非難されない理由があったわけだ。

その一方で不倫騒動が落ち着いたら、妻を自分にゆずれと野坂に頼む西城。

 

副題にある~遺留と斡旋の攻防~。野坂を遺留するのは女、そして野坂に自分の妻を斡旋するのは亭主。その攻防とは、野坂を間にして一組の夫婦の存在の駆け引き(攻防)だったのではないか。
亭主は先妻を亡くし、若い女を妻にしてから変わってしまったと女中の文子(佐藤直子)が言っていた。客を招き宴会をすることで女を飽きさせないよう、寛大な亭主でいたかったのだろうか。

そしてなんだかんだと半年ばかり屋敷に居続けた野坂は、ついに小説1本を書き上げる。それは彼が興味を持った女、広い屋敷とその住人がヒントになっていたに違いない。亭主は嬉々と出版されたばかりの本を買い野坂に署名を所望した。

出版を屋敷で祝うその日、女と女中が花を生けたハサミの所在で言い争う。女の頑固さが頭にきたのか、野坂が激しく女を非難した後、亭主は静かに部屋を出ていき、女が広間に置き去りにしたハサミで自らを突いた。

亭主はなぜ死んだのか。(死のうとして死んでいないのかもしれないが)

野坂の小説には亭主と妻の関係が客観的に描かれ、もしかしたら野坂と妻が惹かれあったことも暗に描かれていたのかもしれない。そして自分の前で妻を激しく非難する野坂の行為は、決して自分にはできないことだった。
女と亭主。二人の攻防は亭主が身を引いて終わったということだと思った。

それにしても、この夫婦、そして野坂夫婦。そこに愛はあったのだろうか。そういう表現が一切でてこなかったように思う。あくまで、関係性とお互いの間で起こった事実のみが台詞としてあっただけのような気がした。そういう意味では愛憎劇ではなかったなあ。それとも”攻防”の裏に”愛憎”があるの??

 

舞台前面に平行して長い廊下、廊下の向こう側に野坂が居座る客間、その向こうに中庭があり、中庭の向こうには客をもてなす広間。廊下と部屋と外(中庭)という劇空間に、雨、風、雪といった自然現象が添えられる舞台はとても幻想的で美しかった。
廊下を歩く、あるいは小走りに行き来する登場人物たちの様が面白く、特にその長い廊下は下男(新名基浩)のためにあるんじゃないかと思うほど、彼は廊下上で活躍していた。

女中の佐藤直子の円熟した演技が、実は観終わった後一番印象に残った。
人がいいのか悪いのか、女の味方ではなかったが、慈愛深い人のはず。笑い方、笑い声の使い分けも面白かった。

 


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「情熱大陸」:キター!!押し(林遣都)がついに大陸に上陸ーーー!!

ファンの方ならご存知かもしれないが、明日の「情熱大陸」(23:15~TBS)に林遣都が登場する。

個人的には、明日は「帰れない男」の舞台を観に行くので、1日中林遣都漬けみたいになりそう。

観劇後の興奮、感想を自分の中で咀嚼する前に、遣都君の密着ドキュメンタリーなんか見ちゃったら鼻血が出るかもしれない。(録画見ようかな)

これまでも様々なインタビューを逐一読んでいるので、そこで語られている彼の思いや、変化など何となくだがわかった気でいる自分。

たぶん「情熱大陸」ならではのアプローチで、私たちの知らない彼の一面を見せてくれると思う。

うぅぅぅ。(なぜ唸る?) これは見逃せない。

ずーっと、葉加瀬太郎のテーマソングが頭を回っているんですけど。

 

行きずりの人の親切な言葉

毎月1回、実家に新幹線で帰省している。

いつも窓側E席に座るのだが、ここ2回ほど隣が男性ビジネスマンだった。

先に通路側に座っている男性に声をかけて窓側に座るのだが、男性は席を立ち私が引く小さめのキャリーバッグを棚に上げましょうかと申し出てくれた。

キャリーバッグは横にねかせて足元、正確にいうと両足ではさんだ形で置くので、私は毎回丁寧に断る。

だが、私が遠慮しているのかと思うのか、いやいや遠慮せず、という感じてくり返し言ってくれる。私は上着を脱いだりケースからリュックをはずしたりと座る体勢に持っていくべく淡々と作業をしながら横顔で申し出てを断ってきた。

しかし、今回2回目にその親切な言葉を聞き流した後、ふと思った。

人の親切に対してなんと無礼な態度だろうか。

言葉は丁寧だよ。ありがとうございます、大丈夫です、とこちらも繰り返して言っているのだから。しかし、顔も向けず目を合わさずとは!これはいかん、いい年こいてこの態度はいただけない。

 

そういえば、コロナ前、外国人男性が子供連れの母親の荷物を申し出て棚に上げていたな。

日本の男性も、こういう光景を目撃することが増え、女性に親切になってきたのだろうか。(なぜなら若い頃から新幹線をよく利用しているが昔はそんな親切を受けることは滅多になかった)まあ、いい。本題はそこではない。

 

もう一つ、新横浜でのこと。車中で食べるランチのパンを買った時、店員さんが「お気をつけて、またのお越しをお待ちしています」と言ってくれた。この「お気をつけて」です、キャリーケース持つ私がこれから新幹線に乗るだろうと予想しそえたこの言葉。どうもありがとうと返したが、ここでも私はその店員さんの目を見なかったのだ。

スーパーやコンビニでのやり取りの言葉は、基本マニュアルにそっていて、そこに気持ちがあるとは思えず、こちらのありがとうございますも、反射的に声に出しているくらいなのだが、、。

今朝の店員さんの言葉も新横浜店ならではのマニュアルかもしれないけど、言われて心にコンと響いたのなら、目を見てお礼を言うべきなのだ。

 

今日の気づき。

知らない人から親切な言葉をかけられたら、目を見てお礼や応答をしよう。

(これまで出来ていなかった自分を大いに恥じつつ)

 

その人の親切が、ひょっとして軽い義務感からだとしても、目を見る、あるいは顔を見ることで、交わすプラスの感情がきっとあるはず。

 

 

 

「恋する寄生虫」(2021年)- 4:林遣都、小松菜奈ファンは必見です

1年半前に観た本作を、WOWOWの「W座からの招待状」でやっていたので録画しておいた。久しぶりに観て、なかなかの良作だなあと改めて思った。

映画終了後「W座」のナビゲーター、小山薫堂と信濃八太郎のおしゃべりで、信濃さんが映画のサントラを買ったと言っていたことにハッとして、早速Spotifyで聴いた。前回の感想でも書いていたけれど、映像も美しいけれど、音楽も相当良いのだ。

視線恐怖症のさなぎ(小松菜奈)と潔癖症の高坂(林遣都)、普通の生活すらままならない二人が、頭の中にいる恋を導く寄生虫のせいで心を通わせていく過程が、全然フレッシュではない、でも演技達者な俳優二人によって、優しくコミカルにそして切なく描かれている。

前も書いたけど、私の中の小松菜奈史上1番好きな小松菜奈=さなぎ。終盤、湖で二人が抱き合うシーンの前のさなぎの悲痛な叫びは毎回もらい泣きしてしまう。

林遣都や小松菜奈のファンは必見の本作。サントラを聴くと各シーンが甦って何だか優しい気持ちになる。

生きづらさを感じている人、また感じた時、きっとどこかにあなたに添う人がいますよ、とささやいてあげたくなる。

 

蛇足だが、登場人物が少ない本作に井浦新が出演している!高阪をさなぎに合わせる、ちょっと怖い謎の男を演じているのだが、役名が和泉なのだ。「おっさんずラブ-リターンズ-」の和泉と同じ役名に思わす笑ってしまった!(本作では全然ぽやぽやしていません)

 

 

 

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「光」(2017年):本作の”光”に希望はあるのか?

井浦新が主演の作品ということで鑑賞。
井浦新のことは「おっさんずラブ -リターンズ-」でその魅力を再認識したけれど、その前から気になっていた。
「あのときキスしておけば」では、体は男性で心は女性というキャラを好演していたし、「最愛」では主人公の女性を陰で支え愛し続ける男性をせつなく演じていた。主役ではないし、フレッシュな若手でもないし、ものすごい演技派の評判を聞いたこともなかったけれど、薄い顔で優しい感じの存在感が抜群だった。

本作では、その印象とはまた違った、物腰優しい夫の芯にある、得体の知れない”負の力”を、黒目がちな優しい瞳の奥で表現していた。いつその負の力がブワッて出るのか、鑑賞中気が気でなかった。

 

映画に出てくる離島の椿、濃い緑、太い木の根、夜に光る月、人間より圧倒的に密度のある島の自然と、閉塞した人間関係、そして突然挿入される爆音はインパクトがあった。
断つことのできない人間関係の”情”?”業”?から、人を殺してしまう主人公のことを理解するのは難しいけれど、殺す側の井浦新の目と、殺される側の瑛太の目はとても印象的だった。

瑛太が演じる輔(たすく)は、幼い頃父親の虐待に合い、その後慕っていたはずの幼馴染の兄ちゃんだったゆきにい(信之=井浦)に殺される。殺されるとわかって振り向いた時の無抵抗の輔の目が、哀しみとも喜びとも諦観ともとれ、黒く美しかった。
ところで、私は殺される役の瑛太を別の作品で観たことがあり、その時の壮絶な死が軽くトラウマになって、その後瑛太出演の作品を観るのを避けていたフシがある。今回は免疫があったので大丈夫だけれど、この俳優、殺されるシーンですごいインパクト残すよなあ、と改めて思った。その前の橋本マナミ(井浦新の妻役)との濡れ場や、狂気の笑いなどの強烈なシーンが、最後の殺されるシーンで吹っ飛んでしまった。

終わってみれば、瑛太のいっちゃっている演技がやはり強烈に頭に残った作品だった。

光

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オマケ:

「あのときキスしておけば」の感想はこちら

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「最愛」の感想はこちら

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井浦新サイコー!の「最愛」の2回目の感想

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