はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

好きな俳優の作品を集中して見るのが好き。その記録や映画観賞、日常気になる現象をぼそぼそ綴っていきます。

「後妻業」

W木村(木村佳乃木村多江)が弾けていると評判なのでちょこっと覗いてみた。

確かに、後妻業を営む小夜子役の木村佳乃が凄いことになっている。先週は腹違いの弟、博司(実は実子=葉山奨之)の前でかつらを取り「おしゃれウィッグや~」とかましていた。父親がカモにされた木村多江(=朋美)とのバトルも凄い。実力もキャリアもある妙齢の女優二人が、楽しそうに演り合っている様がみていてスカッとする。

私が見た前々回は、博司が小夜子の実子であることがわかり、訳ありな小夜子の過去に触れ、朋美のほうもパートナーの浮気発覚でちょっとシリアスでウェットなシーンだった。

そして、今週は後妻業の本領発揮とばかりに新しいカモを見つけて精力的に”仕事”する小夜子の”職場”(カモの豪邸)に、またまた熱心に仕事する朋美が仕事で訪れるという次の展開だった。

と、ここまで見たのだけど、ちょっと木村佳乃の小夜子の演技が狙いすぎで、ドラマだからわかりやすくということで、演出側からの提案なのかもしれないのだけれど食傷気味になった。 

それにしても、悪い高橋克典は大人の男の色気たっぷりでかっこいい。また、葉山奨之の役がなんとなく「モンテクリスト伯」の時とかぶっていて驚いた。しかし、こういう訳ありの母子の息子役を充てると今の葉山ほどはまる役者がいるかしら?と思うほどぴったりとくる。その不良ぶり、甘えん坊ぶり。バカっぷり。今後が楽しみな俳優さんだと思う。

「REPLAY & DESTROY」(2015年)ー 3

「REPLAY & DESTROY」に、中村倫也が出演していることに触れていなかった。

話のほとんどが山田演じる主人公の横山を中心に進むので、林遣都ほか周囲の登場人物は、話の展開に”合いの手”を入れている程度の存在感。(それでも十分面白いけど。)

中村もそんな周囲の一人で、横山の幼なじみ、フリーターの横山と違い公務員の安部役。区役所に勤めている安部はなぜかアルバイトをしている。

7話では、彼がなぜアルバイトをしているかが語られ、どーんと主役に躍り出た!かなりいい話なのに、きっかけは安部がバイアグラを処方されたことでその理由がわかるという、なんともこの作品らしい展開だ。

 

山田と中村が学生服を着て、中学時代に草むらに捨てられたエロ本を探すくだりがほほえましい。ひげ面の山田が学生服をきて゛エロ本探検隊!゛を連呼しながら中村と行進する、バイアグラが必要になった幼なじみを勇気づける回想にほっこり。

 

次の8話で最終話。

幼なじみの安部が子連れの彼女と結婚する気であることに刺激を受け、横山(山田)の映画監督を目指すフリーターの意識にも転機が訪れるのか。

 

 

 

 

 

「いだてん」 ‐ 3

やっぱり面白い❗中村勘九郎の役作りに全くやられている。

勘九郎の四三と役所広司嘉納治五郎(校長)のやり取りの楽しいこと。役所広司の絶妙な間の面白さは「キツツキと雨」という小栗旬との共演作で発見した。この人ほど特に表情を作らなくて、その顔面のアップで笑える役者さんっていたっけ?

その対面に勘九郎(=四三)のしどろもどろした、でも純粋で骨太な情熱が詰まった若者の体躯と瞳があるのだ。(シビレる可笑しさ!)

脇では可児君(古舘寛治)、朝ドラ「マッサン」のシャーロット・ケイト・フォックスの演じる安仁子のパー子ばりの甲高い笑い声。怒声や驚きと共に何度もづれ落ちる額など吉本新喜劇ばりのチャカチャカぶりだ。

かえって志ん生たけしの語りで、物語は真面目に戻る、みたいな感さえある。

昨日はラストに中村獅童(四三の兄)まで上京して参戦。来週以降どうなることか。

 

 

「にがくてあまい」(2016年)

おっさんずラブ」で”林遣都の沼”の入り口に立った頃、まず直近の作品だったということもあり本作を観賞したのだが、なんか主人公たち(川口春奈林遣都!)の言動に今一共感できず感想を書き留めてもいなかった。というかスルーっと私の中で流れてしまった映画だった。

林遣都演じるイケメンでベジタリアンのゲイ、渚の抱える過去(=兄の死)についてあまりに簡単に触れておわっているし、元カレとの現在の関係性も今一腑に落ちない。

また、川口春奈演じるキャリア志向は強いが、野菜嫌いで生活がぐだぐだのマキのご都合のいい渚へのアプローチにも??がつく。

今回観返した理由は、この作品って遣都がゲイの役である以外は、ファンにとっては胸キュン必至の、まごう事無きイケメンで登場している!と再認識したからだ。確かにカッコいい!鑑賞中は渚に恋していしまうマキと同じ目線で渚の姿を追ってしまいました。

原作はコミックなのだ。男女のラブとしては成就しないけどラブコメとして見れば、川口春奈のかなりぶちかましている可笑しい演技・演出を観れば、まあいいんじゃないと思えた。ちなみにあの後二人はどうなるんだ?と思って原作をWikiで調べたら、なかなか良い終わり方だった。

また、今回”沼の住民”として、食い入るようにかつ冷静に遣都を観たこともあり、「おっさんずラブ」で魅せたゲイであることの孤独や悲しさみたいな片鱗がすでにこの作品で見られた。そう言えば、男好きのイケメンで料理好き、”S"傾向など、人物の設定が驚くほど似ている。この作品の林遣都を見て牧凌太にキャスティングされたのではないかと思えたほど。

渚が密かに想う、高校教師仲間の真剣佑がキラキラでフレッシュでいい。

そして鑑賞後は(前回もそうだったのだけど)、ブロッコリーの芯は捨てずにスープに使おうと決意する。

 

 

 

「べっぴんさん」(2016年NHK朝ドラ) ー 6

私の中では、視聴前に読んでいた物語の”あらすじ”通り、林遣都演じる河合二郎が、東京でドラマ―になる夢を捨てて五月との幸せな家庭を築くべく、ジャズ喫茶を継ぐ―。で昇華し、一段落ついたところだったが・・。

何気にメインの登場人物たちの物語の展開場所としてジャズ喫茶「ヨ―ソロー」が使われ、正直たけちゃんのお見合いなんてジャズ喫茶はおかしいやろ?と突っ込みたくなるのに会場となり、背景のカウンターに喫茶店のマスターよろしく二郎(=遣都)がいる。その後も何かにつけ「ヨ―ソロー」が場所となり、”自分は空気だから”といいながら人の話をそっと聞いていて、状況に合わせて酒をごちそうしたり、サイダーをごちそうしたり、なんだか気のいいマスターを演っている遣都。話の中では二十歳そこそこのはずなんだけど妙に熟している・・・思わずフフってなっちゃいます。

もはやヨメの五月ちゃん(=久保田紗友)は育児に忙しいらしく表舞台には出てこずもっぱら二郎(=遣都)のみ。なんじゃ?この使われ方は。小林薫やないんよ!と言いたいわ。(「火花」で徳永(=林遣都)がよくネタを書いていた喫茶店のマスターでした。)

 

ちなみに「ヨ―ソロー」は航海用語で「直進」「そのままでOK」という意味らしい。当時のジャズ喫茶の名前らしくて洒落ている。「宜候(よろしくそうろう)」からきていて、幕末海軍の名残とも足利時代から使われているとも書かれていたりします。一つ賢くなりました。

 

「REPLAY & DESTROY」(2015年) ― 2

なんかモヤモヤした感情をどうにも昇華できず、ゆるゆるしたドラマでも見ようと、Amazonプライムで続きを見た。

5話の今回は、山田演じる横山が29歳にして映画監督を目指しアルバイト生活をする自分を大いに見つめたらしい。

今回のゲストは篠原ともえでした。

それにしてもドラマのオープニング、メンバー一同が泥酔の挙げ句、髭が片側半分剃り落とされていたり、眉毛が増毛されていたり、遣都に及んでは眉毛が無かったりと、なかなか強烈な見た目だった。

遣都のツッコミも板につき、安心して何も考えずに見られます。

 

 

 

追悼 市原悦子さん - 2「金スマ 」~市原さんの朗読

先日の「金スマ」で市原悦子さんの追悼放送があり、「まんが日本昔ばなし」誕生の秘話や彼女の朗読に捧げる情熱などが紹介された。圧巻は、番組最後に放送された市原さんの「ちいちゃんのかげおくり」の戦争童話の朗読。知っている話だし今さら泣かないよ、と思って聞いたけど彼女の語りに引き込まれ、戦争が弱い子どもたちを犠牲にしたことを改めて思い知らされ涙が流れた。

この話は小学校の国語の教科書に載っている。そして私は同じく教科書で読んだ「凧になったお母さん」という戦争童話を思い出した。もう何十年も前に1度読んだだけの話だけど、強烈な印象があり今でも覚えている。検索してみると野坂昭如の作品だった。ああ、あの「火垂るの墓」の。

市原悦子さんが生涯通じてなさった朗読の仕事を知るところになるとともに、はからずも戦争の悲惨さに思いを馳せた金曜の夜。

男のリーダーが戦争を起こし、戦地で男同士が戦い、残った女子どもも犠牲になる。

世界各国のリーダーが、全て女性に代わったら、今後戦争が起こる確立は半分以下になるのではないか、ふとそんなことを思った。

争いを避けるボノボはメスが群れをリードしていると聞いたことがある。

 

ところで「まんが日本昔ばなし」の再放送は切に望む。市原悦子さん、常田富士男さんの語りもさることながら、あの絵のクオリティは本当に素晴らしい❗「おいてけぼり」や「かさ地蔵」などもう一度見たい作品は山ほどある。